『大阪コレクション物語』読者からのメッセージ
 『パッチワークの彩り〜大阪コレクション物語〜』全15回連載の間、皆様から大変多くのメッセージをいただき、ありがとうございました。つきましては今回、そのごく一部を「読者からのメッセージ」として掲載させていただきます。ご一読賜れば幸いでございます。
なお、WEB上であることを考慮して、公開に差し支えないと思える部分のみを抜粋、文意が変わらない範囲で編集させていただきました。お名前はイニシャルのみ、内容的に個人が特定されるもの、お電話・FAX・書状によるものは、掲載を控えさせていただきましたのでご了承ください。
新たなご感想もお待ちしています。どなたでもご遠慮なく、こちらmihoko@rogo.jp まで投稿をお願いいたします。
ご関係者、一般読者の皆さまは区別せず、順不同で掲載しています。



 

【T.S.さま】
 ひとつの事業を立ち上げるご苦心が偲ばれるところです。大阪コレクションの継承発展も大変ですが、「無から有」への道のりが、後から観ると様々のご縁とタイミングであることが良くわかります。これもすべて折目さんのお人柄と人徳なのだと感じております。
【J.W.さま】
 こんにちは。私の住む町には、大コレのように立派なファッションショーはありません。地元の旅行会社が大阪コレクション体験ツア―を企画したら、見に行きたい人はきっとたくさんいるような気がします。コシノヒロコさんは、こちらでも名前が通っていますが、本当に立派な方なのですね。お金を貯めて、いつか大阪コレクションを間近で見に行くのが夢です。大阪コレクションがますます発展し、世界のトップデザイナ―やトップモデルが出るようなコレクションになって欲しいと思っています。
【Y.N.さま】
 大コレが始まった当時、自分はまだ中学生でしたが、デザイナーになりたいと思い始めていました。TD6の活動が東コレへとつながっていき、DCブームが巻き起こった時代でした。その中心にも、大阪のファッションムーヴメントの中心にも、コシノヒロコさんがおられて、「大阪にもファッションを!」と、今に至るまで支えてきて下さっているんですね。そして、その舞台の縁の下に、折目さんがおられたのですね…。
【K.K.さま】
 はじめまして。大コレ物語を拝読しました。私自身、かつては行政に関わった者ですので、「どちらを向いて仕事をしているのか?!」とお叱りを受けるのは辛いのですが、確かに税金で給料を頂いているという意識のない職員が多すぎると日頃から思っています。大阪コレクションは必ず続けて行ってくださいね。応援しています。
【Y.O.さま】
 大阪コレクション物語、興味深く読ませて頂いています。改めて、折目さんの凄さに驚かせられています。実は、私が右も左も分からず、大阪に出てきたとき、最初に会った人は折目さんでした。今でも、関西ジャーナル社の近くの鰻屋さんで鰻巻と鰻重をご馳走になり、その後、北新地に呑みに連れて行ってもらったことを憶えています。
 もし、私が折目さんの年齢になって、若い人に同じようなことが出来るかと思うと、なかなか出来ないだろうなと思います。でも、折目さんが生前残して下さったいろんな教え、色んな思い出を大切にして、私も折目さんみたいに人に接し、私利私欲を捨てて世の中に何か素晴らしいものを残せる人間になれたらな、と思います。
【S.K.さま】
 大阪コレクション物語のUP、本当に楽しみにしています。若かりし日の筆者の奮闘と、コシノさんや財界の重鎮の方々とのコラボレーションのエネルギーが伝わってきます。大コレ創設の逸話や歴史に触れる貴重な読み物だと思います。世の中の沈んだ雰囲気を、大コレ物語を読んで吹き飛ばし、自分自身も気合いを入れたいと思います。
【Y.M.さま】
 15回の連載、ご苦労さまでした。毎回、改めて通読させていただきました。「発信」を「続ける」という行為は、大変な労力を要することだと推察しますが、誰かが、何処かで、それを楽しみに、目と耳を傾けているはずです。私は、そう信じています。頑張って発信続けてください。
【N.Y.さま】
 私の感想は「スゴイ」の一言に尽きます。モダンな大阪コレクションの舞台裏に、大阪の歴史の一角を成す壮大なドラマがあったとは・・・。私は普通であればファッションとはおおよそ関係のない職業ですが、縁あって大阪コレクションに参加し、関わり合えた喜びを、今さらながら噛み締めております。連載がとても楽しみです!
【K.Y.さま】
 はじめまして! 私はある地方都市に住む25歳の若者です。今こちらでファッションショ―をしようと考えており、大阪コレクションに興味を持ちました。大震災の後の大阪や神戸の復興は、大阪コレクションで癒された人はいっぱいいるはずです。生きる勇気と希望を大阪コレクションで与え続けて下さい。
 先日、ファッションショーの実行委員会を発足させました。これから、大阪コレクションを手本に頑張りたいと思っています。できれば、いろいろなことをアドバイス頂ければと思っています。どうぞよろしくお願いします。 
【M.M.さま】
 大阪コレクションの前身「御堂筋フェア」は、折目さんが東奔西走して成功させたイベントです。… 中略 … ファッションショーの後のパーティで、今は亡きSさんが、「ファッションモデルって、頭があったらでけん仕事やろうなあ」とおっしゃるので、「どうしてですか?」と聞くと、「まともな頭の人間やったら、あんなにクルクルと回られへん。頭の中もきっとクルクルしてるんやで」とモデルさんの悪口をささやかれたのを今でも覚えています。フェミニストで知られている財界人の発言だったのでよけい可笑しかった…。
【M.T.さま】
 大阪コレクション物語、楽しく、そして少々寂しく・・・読ませて頂きました。折目さんは、一周忌なのですね。あの時の驚きは今も覚えており、また、折目さんの最後の日々を尊敬をもってお聞きしたものです。1人のライターとして、これからも大阪コレクションを見守っていきたいと思います。ひとこと。
【M.E.さま】
 大阪コレクションの熱意が伝わる貴重な資料だと思います。この気持ちを大切に、事務局の皆さんがんばってくださいね。この大変な時期に、大規模な事業を継続させていることが何よりも素晴らしい。ますますのご発展をお祈りします。
【I.U.さま】
 私も地元の賛同者と一緒に、町おこしのイベントに関わり奮闘中です。でも、いざやってみると大変なことが多すぎて行き詰っていた時に、偶然インターネットで大阪コレクション物語と出会い、普段、滅多に文章を読まない私がPCの画面に釘付けになりました。
 思えば、私がこのイベントを思い立ったのは、ちょうど筆者が亡くなられた頃、夢と希望を胸に地元の経済界の著名な人達にアポなしで訪問しては門前払いを食らっていました。そして、あれは何軒目だったろうか…商工会議所の副会頭さんが約2時間待って、やっと会って下さいました。そんな頃に偶然知った「大阪コレクション物語」は、亡くなった筆者が導いて下さったのではないかとさえ思います。手作りの事業の貴重なお手本として、私もともかく体当たりで行きます。できれば地元に利益を落として、皆に喜んでもらいたいです。
【W.I.さま】
 いつも大変楽しく読ませて頂いていますが、ある時代の大阪、関西の熱さを思い出します。まだ様々に関西が脱却できずにいる現状なのが、先輩たちのご努力を思い出すと、やるせない気持ちになりますが、折目さんの足跡、奮闘振りも、残すべき歴史であることを信じて疑いません。 
【T.M.さま】
 大阪コレクション物語、プリントアウトして読みました。大阪と大阪を愛する人に寄せる折目さんの深い思いと飛びぬけた実行力を感じました。同時に、こうした事業の事務局をしながら、新しい新聞を出し、新聞社を経営し、かつジャーナリストであり続けたところに、折目さんの度量と見識と能力と意志の、とてつもない大きさを感じます。
 しかも、最初から最後まで看板に一切頼らなかったところに、折目さんが本当の意味で
 ジャーナリストであったことを改めて、強く感じます。
 私心のない人はいません。でも、何かをなす人は、その私心を超えて仕事をする人だということを、これも改めて思いました。こういう人は、いません。こういう人のあとを継ぐことはできません。一部を継ぐことはできるでしょうが・・・・・。
 折目さんを目標に僕も、もう一歩、前進しようと思います。関西ジャーナルのホームページにアクセスすると、折目さんの笑顔が出てきます。僕は、もっともっと、折目さんとお話をしたいことがありました。